フレームの曲がり

難易度 中
めんどくさい度 高
必要工具 レンチ 万力・バイスなど

ソレックスの後ろ半分 シートステー、チェーンステーは柔らかいので曲がりやすいです(特に3800)

わかりやすいのは エンド幅が広がったり 狭くなったりしている時です

3800のエンド幅は130ミリくらい 5000は135ミリくらいですが 5ミリくらいの違いは許容範囲です

これは極端に曲がった例ですが 左右ともに右に曲がっています

引っ張れば直る場合もありますが フレームを分解しないで正確に直すのはなかなか難しいです ここを外して万力などで挟んで 修正します

外側に曲げるのは簡単ですが 内側に曲げると上側の水平の面が この図のようになることがあります

こうなった場合は 金槌で裏側を叩きましょう 膨らんだ方を硬い平らなものに当てて 凹んだ方から叩く 板金の基本です

ここは少し外側に曲がっているのが正常です これでエンド幅はぴったりになります

5000にはあまりこの問題は起こりません そしてチェーンステーは真っ直ぐです


以下参考までに


オランダでソレックスの観光ツアーをしている John によると ここはソレックスの弱点で レースや過酷に使う人は鉄板を溶接して補強しています

ここが一番曲がりやすいそうです

フロントフォークは比較的丈夫ですが レースではこのように補強するそうです

※写真提供 John Meisters

Solextochten Roermond http://www.solextochtenroermond.nl/

ヴェロ・ソレックス整備手帳

"Carnet d'entretien de Vélo Solex" フランスの前輪駆動モペッド(文字通りの原動機付自転車・フランス語でMobylette)ソレックスの整備方法について紹介します 全ての記事は随時加筆・修正しています 質問・記事のリクエスト受付中 hakumele64@gmail.com