点火タイミングの調整
難易度 低
めんどくさい度 低
必要工具 マイナスドライバー(サイズは車両によって違います)
フライホイールのカバーを外して この真ん中のカバーも外します
ここの穴からドライバーで調整します
わかりやすい様にフライホイールを外して撮った写真ですが 両側のネジがポイントの付いているプレートを留めていて 真ん中のネジで調整します もし硬く締まっていて緩まなかった場合は マイナスネジは力が入らないので フライホイールを外してネジザウルスなどで緩めましょう 締めるときはきつく締めないこと 基本的には真ん中のネジを時計回りに回すと遅くなる 反時計回りに回すと早くなります(もしかしたらネジを回す方向が逆のものもあるかもしれません)
ポイントが離れる瞬間に火花が飛ぶので フライホイールを時計回りに回して RUPTURE(破裂)と フライホイールの印があったところからポイントが離れ始めるように調整します
とは言え 離れ始めるところは目視では正確にはわかりません(一般的なエンジンはポイントが開いた時の隙間を測りますが その様な指定値はソレックスにはありません)しかし この動画の様にチェックしてみて 火花が飛んでいればエンジンはかかります
ポイントが繋がると電球が光るテスターの様なものを自作して調整する人もいますが 一般人はそこまでは必要ないです 平坦な道で30キロ前後の巡航速度であれば(ダイハツは18キロ)十分に調子はイイので 点火タイミングに神経質になる必要はないです
スピードが出ない、かかりが悪い、停止するとエンジンも止まってしまうなどの症状があったら 少しずつタイミングを早くしていくと調子良くなることもあります(よくならなければ他に原因があります)早すぎるとかからなくなります その場合そこから少し戻したところがベストです
逆に30キロ以上出ると怖いので25キロくらいに抑えたいという人も居ます その場合は点火タイミングを遅くするのが最も簡単なディチューン方法です
このような安いタイミングライト(フランス人はストロボスコープといいます)で簡単にベストなタイミングが出せます 仕組みは非常に簡単で 下のクリップのようなものををプラブコードに引っ掛けると 点火したタイミングで懐中電灯のようなものが光ります これでエンジンが回っているときに印を照らすと 点火したタイミングの印が見えます
この動画はわかりやすくするために 暗いところで撮っていますが 明るいところでも使えます 点火したタイミングだけ見えるので フライホイールが止まっているように見えます このように印があっていればOkayです
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