ヘッドパーツのグリスアップ
難易度 中
めんどくさい度 中
必要工具 大きめのモンキーレンチ 或いはスパナ
バイクではステアリングヘッド・ベアリングと言われますが 自転車ではヘッドパーツといいます ここにガタがあるとブレーキをかけた時に ハンドルにガクガクガクッという感覚があります 或いは止まっている時に前ブレーキだけをかけて 前後に押したり引いたりするとヘッドがガタガタします 大概は増し締めするだけで大丈夫ですが たまにはグリスアップしてみましょう
(これは一般的な自転車の整備方です エンジンを外して自転車屋さんに持っていけば やってもらえます めんどくさい人・自信がない人は自転車屋さんにきいて見ましょう)
エンジンを外します 参照エンジンを外す
前輪を外します
緩めたり締めたりするのは 上側だけです この中にカップ・アンド・コーンのベアリングが入っています S3800はハンドルステムを抜いて外して洗ってもイイのですが 5000はハンドルにいろいろついているので 外さないでグリスアップします
ここをスパナで緩めますが 私は大きめのモンキーレンチで緩めています
このヘッドのサイズは日本の自転車にはないもので ステムも普通の自転車用のものは使えません 標準のステムはφ22・2ミリですがソレックスは φ21ミリです ママチャリの標準的なヘッドでは このナットのスパナのサイズは32ミリですが ソレックスでは31ミリの面と32ミリの面がある独特のものになっています 32ミリのヘッドスパナをお持ちであれば使えます
◎豆知識 メートル法を提唱したフランスでは すべてのものをメートルにしたかったのですが 自転車は長いインチの歴史があったので インチが残り メートルで表すと半端なサイズになります ロードレーサーの700Cというホイールなどはメートル法の規格です マウンテンバイクのサイズはアメリカのインチなので また違うと言うややこしさです
緩めていきます
外れるまで緩めます ナットの下のワッシャーは爪がついていて外れないようになっています この下側のリングがカップです この中にベアリングがあります 手で緩むくらいが普通ですが もしきつかったら ウォータープライヤーなどで緩めましょう
このようにベアリングが見えてくるので パーツクリーナーで古いグリスを吹き飛ばしキレイにします
キレイになったらグリスをさしますが 小さい自転車用のグリスガンがあると手も汚れず便利です 無くても 少しずつ手でベアリングを回しながら練りこめばOKです(私が使っているのはド定番のシマノのプレミアム・グリスとグリスガンです)
上のベアリングも同じように古いグリスを吹き飛ばして 新しいグリスを入れたら リングを手で締めていきます 締め具合はタイヤを外した状態でフォークを回して見て 少しゴリゴリするかなと言う程度です 上のナットを締めると また少しきつくなることがあるので その場合はすこしゆるめて また締めなおしましょう 手の力が足りない時は ウォータープライヤーを使いましょう
はみ出してきたグリスを拭き取りましょう
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