ブレーキワイヤー交換
難易度 低
めんどくさい度 程
必要工具 ワイヤーカッター
ドロップハンドルに使われる この形のエンドのものを使います
私はスロットルワイヤーには自転車のシフトワイヤー を使っていますが アウターは両方ともブレーキワイヤーのアウターを使っています
ワイヤーカッターでちょうどいい長さに切ります 私はいつも大概の工具は100円ショップで十分だと書いていますが これだけはいいものを買った方がいいです ワイヤーがほつれずスパッと切れます そしてワイヤーのアウターを普通のニッパーなどで切るのは不可能と言ってもいいです 私は何十年もまえに買ったHOZANのものを使っていますが 今はこのモデルはないようです 自転車の整備にも使えるので買っておいて損はないです
まずギドネット・レバーから
ここの穴からワイヤーを差し込みます
日頃の行いがよければ そのままスっと入って行きますが 入らなかった 或いはアウターも交換したいときは ココのボルトを外してレバーを少し出します(9mmレンチは現在はほとんど使われません 一般的な工具セットには無いことがあります 100円ショップなどでは売っていないのでホームセンターやバイク・カー用品点などで書いましょう)
このようになっていますも もう一本はスロットルワイヤーです
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ハンガリー製のプラスチックレバーです
これは壊れてますが ^^; 右側のスロットルグリップがついている方です
このフタのネジは なんと「ポジドライブ」です(えぇ〜と思わない人は気にしなくていいです笑)が、力がかかるところではないので普通のドライバーで外せます
ブレーキワイヤーは普通の自転車用で代用できそうですが タイコの穴が一回り大きいです
まず このイモネジを緩めてこのようにワイヤーを通します
ドロップハンドル用のワイヤーを使います このように通してから
タイコのような部品を差し込みます
スロットルワイヤーは自転車のシフトワイヤーが使えそうですが
少しだけ大きくて入りません
そこでヤスリで削ります
このように0.5mmくらい 100円ショップのヤスリですぐできます
シフトワイヤー をつけたら ブレーキを前に戻した状態(ブレーキワイヤーをブレーキの方に引っ張った状態)で2つの金具を左に寄せ 上の金具のイモネジを締めます これでブレーキとスロットルが連動します
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ここからは共通
ブレーキのカバーを外します
ここのアウターガイドにアウターを入れてワイヤーを通します
このように
この先端がほぐれやすいのですが、一般的なアウターエンドキャップでは大きすぎて 巻き取る時にひっかかるので プラスチックテープを巻きます ワイヤーエンドキャップを切って短いものを作ってもいいかもしれません 各自工夫しましょう
ここは前に押すと回る はなすとスプリングで戻って固定されるようになっていますが、けっこうな力がいるので私はウォータープライヤーを使っています 普段の微調整は手で大丈夫です
ギターの弦を巻くようにキレイに巻きましょう ここがキレイだと「おぬしできるな!」と思います ^^
カバーを付けるのですがココに爪があります これにはブレーキのスプリングに挟まって ブレーキ本体のセンターを出す役割があります ブレーキレバーを握ったとき左右均等に動くようにします。
写真では説明が難しいので動画をどうぞ このようにフレームの真ん中に、左右均等に動くようにします
基本的に真ん中に爪をかませますが 右にずらしてかませれば右が 左にかませれば左がより動くようになるので 片効きしないように微調整してください
ここに小さいマイナスドライバーなどを差し込んで スプリングを突っつくとやりやすいです
なお この複雑なブレーキはグリスを塗ると 土ボコリだらけになるので ときどきパーツクリーナーで掃除して”CRC5-56”や”WD-40”などのゆるいオイルをさすといいです
前は完了
後ろもレバーのところは同じです
そしてワイヤーを止めるこの部品が曲者です このナットでしめるワイヤーエンドは 古いバイクののクラッチ・ワイヤーなどによく使われていますが ブレーキのような力のかかるところに使うには きつく締めなければならないので何度も締めているとワイヤーが痛みます なるべく一発で決めましょう(これによる痛みと裸の部分が長いので 私はリアブレーキにはステンレスのワイヤーを使っています)
結構な力がいるので 自転車用の工具「インナーワイヤー・プライヤー」を使うといいです
私のは何十年も前に買ったHOZANのものですが、こちらは今は安いものがあるようですので それでもいいと思います
これは結束バンド(タイラップ)をギュッと締めるときにも便利です。
微調整はここで
以上 これは今すぐトライしてください!
コントロールがスムーズだと気持ちイイです 高い送料を払って純正ワイヤーを買う必要はまったくありません
ブレーキシューに関しては こちらも参考にしてください
「スロットルワイヤーの調整」はこちらを参照 coming soon
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