キャブレターの構造と外し方
ソレックスのキャブレターは単純で調整するところはありません 掃除するのもパーツクリーナーで吹けば大概のところは綺麗になるので 外す必要があるのは シリンダーを外す時くらいです。
見ればわかりますが、簡単に仕組みの説明と パイプなどを傷めないために 外す順番を紹介します
仕組みですが なかなかわかりやすい図がないのでCaradisiac.com Form-autoから拾ってきた写真に加筆しました(このキャブレターは古いですが構造は同じです)
ガソリンは赤い線を燃料ポンプからの圧力で進み ジェット (Gicleur) の横の穴から先の穴に行きます 1から吸気して 3がスロットルです 2はSTARTレバーが右の通常位置ではここからはエアクリーナーを通らない空気が入って 左のSTART位置では閉じています 文字通りのチョーク(窒息させる)ではなく ジェットは1つですが空気の道が2つあるシンプルなスターター式のようなものです(Wikipediaでチョーク弁を読むと スターターは和製英語でうんぬんと書いてありますが ソレックス・オーナーなら一目瞭然 エアクリーナー・ボックスに DÉPART STARTと書いてあります 和製英語だと言っている人がいたら Wiki読んだ程度の知識なので 冷ややかな目で見てあげましょう 笑)
まず アクセルワイヤーを外します ここのワイヤーの巻き方には流派があって 何が正しいのかわかりませんが 私はこうしています
燃料ポンプからキャブレターへのパイプのねじを緩めます 全部外さなくてもいいです
キャブレター側の このネジを全部外します
インテークパイプのネジを外します
キャブレターを上にすっと外します
そして実はここが一番大事です このプラスチック Bague - Joint de raccord d'admission リング ~ インテーク・ジョイント・ガスケット これがキャブレターの中に残っていた場合は 必ず引っ張り出して 組み立てる時は このようにインテークパイプに付けてから差し込みます キャブレターに残ったままパイプを付けると このリングを傷めます これは代用品がないので2ユーロのために送料2千円の出費になります 普通に使っている限り劣化することはほとんどないです。
組み立ては逆の手順で 燃料フィルターとエアクリーナーハウスのパイプがぴったり合うように付けましょう
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